だーまんのブログ

東京大学を経て、帰国子女にも関わらずドメスティックな不動産業界へ。人生で大切なことは全て本と映画から学ぶ。複数の収入源を持ちながら、海外との二重生活を目論む20代。本や映画のこと、節約術、不動産の話、受験のコツ、自己啓発など幅広く発信していきます。

FPが語る「保険は不要である!」ことの本当の理由とは?〜基礎編〜

こんにちは。

FP(ファイナンシャルプランナー)のだーまんです。

 

日本人の家計を見たときに、支出のうちの1万〜多くて5万くらいを占めるのが保険料。

将来に対して過剰な心配があるからか、やたらと多くの保険に入っている方が多い。

 

しかし、FPとしての僕の見解は、

基本的には「保険は不要である!」というスタンスだ。

今日は、「保険不要論」について、そもそもの基礎編をお届けします。

 

■そもそも保険とは?

大前提、保険の本質は「加入者全体の損になる」仕組みである。

将来の大きな出費に備えて、みんなでお金をプールする。

そして、

・不測の事態にあった人に対して、保険金が支払われる

・不測の事態に合わなかった人に対しては、保険金は支払われない

という仕組みになっている。

 

そして、ここに「保険会社」を介すことになる。

彼らの運営費、利益はどこから出てくるかというと、当然、みんなが払った保険料から。

 

そして、保険料がどう決まるかというと、当然「確率」に基づく。

死亡保険なら、死亡する確率。

がん保険なら、がんにかかる確率。

 

全体の収支としては、

「保険会社に支払われる保険料の合計>保険会社が支払う保険金の合計➕保険会社の取り分」

となる。

 

そしてこのとき、保険会社としてリスクを考えると、

保険会社が基にする確率については、実質よりも高めに見るはずである。

(つまり、たとえば40歳男性の10年間の死亡率が4%というデータがあったとするならば、リスク回避の観点から、それより高めの確率で保険商品は計算しているはずである)

 

つまり、改めて整理すると、保険とは、

・保険会社には、みんなが払った保険料から、利益と運営費が支払われる

・そして、保険会社の利益と運営費を引いた残りのお金の中から、不測の事態にあった人に対して、保険金が支払われる

・不測の事態に合わなかった人に対しては、保険金は支払われない

 

冷静に考えると、自分の払った保険料の一部は最初から問答無用で保険会社のものになっているのである。

保険会社は、保険料を支払ってくれる人がいる限り、必ず儲かる仕組みになっている。

 

 

■保険の還元率について

ま、上記のことは企業である以上は当たり前の話である。

ただし、問題はその取り分である。

 

参考までに、同じような仕組みの宝くじと競馬を見ていよう。

二つのギャンブルの還元率(胴元が取った後に、分配するお金の割合)は、おおよそ下記の通り。

・宝くじ:50%

・競馬:75%

(宝くじは、みんなが払ったお金の50%を協会が持っていき、残りの50%で当選者にお金を払う。

競売は、みんなが払ったお金の25%を取り分としてJRAが持っていき、残った75%のお金で配当を配る。)

 

少し言い換えると、こうも言える。

全体の平均を取ると、

・宝くじは、1万円を払って、5000円を得る仕組み

・競馬は、1万円を払って、7500円を得る仕組み

 

それでは、保険の還元率はどれくらだろうか?

商品によってもちろん異なるが、なんと「還元率は40〜80%」である。

保険料の80%を保険金として還元する商品もあれば、ものによっては40%しか還元しない商品もある。

言い換えると、全体の平均値を取ったときに、

・保険は、1万円を払って、4000円〜8000円を得る仕組み

 

つまり、「保険会社よりも、JRAのほうが良心的な胴元である場合が多い」ということだ。

 

 

■とりあえずのまとめ

ここまでお伝えした中でお分かりかと思うが、

「大前提、保険とはお金を損しやすい仕組みである」ということだ。

 

その前提に立って考えないと、余計な不安や心配が邪魔して、本質が見えなくなってしまう。

保険は最初から、「お金を損する確率が高い」商品であるのだ。

 

つまり、保険はお金を失いやすい手段であるという大前提に立つと、

・保険は、安心を買うために入れるだけ入った方が良い

というのは間違いで、

・保険は、最低限に抑えて、なるべく入らない方が良い

というのが見えてくる。

 

次回以降、具体的に各種保険について見ていこうと思う。