だーまんのブログ

東京大学を経て、帰国子女にも関わらずドメスティックな不動産業界へ。人生で大切なことは全て本と映画から学ぶ。複数の収入源を持ちながら、海外との二重生活を目論む20代。本や映画のこと、節約術、不動産の話、受験のコツ、自己啓発など幅広く発信していきます。

【あらすじ&ネタバレ】『マスカレード・ホテル』東野圭吾/容疑者もターゲットも見えない緊迫の連続

『マスカレード・ホテル』を、一気に読みました。

最後の結末は伏せておきますが、ラスト150ページくらいは読むのが止まらなかったです。

早く事件が解決して欲しくて、寝るのも忘れてました。

●どんな物語なのか?

●どんなところが面白いのか?

読んで感じたことを書きます。

 

読もうか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください!

 

『マスカレード・ホテル』ってどんな物語?

容疑者も、ターゲットも、わからない。

わかっているのは、連続殺人事件の次の犯行現場が、一流ホテル・コルテシア東京だということだけ。

 

連続殺人を防ぐため、警察はホテルに人を送り込みます。

ホテルマンに扮する主人公の刑事・新田浩介と、彼の指導係となるホテルウーマン・山岸尚美が中心となって、物語が進んでいきます。

 

●犯人はいつやってくるのか?

●あるいは、すでにホテルに泊まっているのか?

●はたまた、ホテル側の人間なのか?

 

誰も信用できない状況での戦いに、ハラハラドキドキが止まらないサスペンス物語です。

 

手がかりは、現場に残された暗号だけ

連続殺人事件が起こります。

事件現場に似たような数字の羅列が残されていたことから、連続殺人事件として捜査が進みます。

その数字は、次の事件が起こる場所を暗示していたのです。

 

4つ目の事件の場所として指定されたのが、一流ホテル・コルテシア東京。

しかし、犯行現場がわかっても、誰を探せばいいのかわからない。誰を守ればいいのかわからない。

常に緊張の糸が張り詰めた張り込みが続きます。

読んでいる方も、ドキドキが止まりません。

 

ホテルを訪れる怪しい来客たち

ホテルには、本当にいろんな人がきます。

 

●タバコ臭いと文句をつけて、グレードの高い部屋に変えてもらおうとする人 

●部屋の高級バスローブを盗もうとする窃盗常習客

●目が見えないフリをしていると思われる老婦人

●無理難題を押し付けて、嫌がらせをしてくる元予備校講師

●男だったのに、トイレに行ったかと思ったら女装していた人

 

みんな、どこか一癖も二癖もあります。

刑事・新田は、ささいな違和感も見逃しません。

 

たとえば、「目が見えないのに、手袋をしている老婦人」

目が見えないということは、手の感覚はものすごく大事になるはず。

しかし、老婦人は片時も手袋を外しません。

本当は目が見えているのでは・・?

 

果たして、彼らの中に犯人はいるのでしょうか?

 

水と油の刑事とホテルウーマンマン

物語に深みを持たせているのが、刑事・新田とホテルウーマン・山岸の二人の掛け合いです。

 

新田は、帰国子女のエリート刑事。いかにも、プライドが高いです。

外見も悪くないため、フロントスタッフに紛れ込むことに抜擢されます。

犯人を捕まえ、自分の手柄にしたいと考えています。

 

彼の教育担当になったのは、ホテルウーマン・山岸尚美。

受験でこのホテルを利用した際に、部屋に忘れたお守りをわざわざ受験会場まで届けてくれた心遣いに感動し、そのホテルで働くことを夢見た彼女。

ホテルの一員であることに、並々ならぬプライドを持ってます。

 

犯人を捕まえたい一心の新田と、それでもお客様へのサービスで手抜きは許さない山岸。

目的が違うので、最初から二人はいがみあいます。

 

しかし、お互い自分の仕事に対してはプロ意識を持っています。

仕事のために、山岸に言われたことをすぐに実践する新田。

お客様の無理難題に対しても、相手の期待以上で応える山岸。

少しずつ、お互いがお互いのことを認めはじめます。

 

そして、後半での山岸の気づきが、新田に事件解決の糸口を与えます。

 

頭脳明晰な真犯人のトリックとは?

連続殺人は、実はそれぞれバラバラの事件でした。

誰かを殺したい人たちが、ネットで集められただけでした。

真犯人が、全ての事件を同一人物によるものと見せかけるため、意味深な数字を残すように仕掛けただけでした。

 

AとXという2つの殺人を起こした真犯人。

その2つの事件が関連づくと、必然的に自分が容疑者になってしまう。

それを避けるため、

A、B、C、D、4つの殺人事件が同一人物によるものと思わせることで、AとXの関わりを疑われなくなる。

それが、真犯人の狙いでした。

 

休む間もなく読めるスピード感ある作品

結末は、これから読む人のために伏せておきます。

「あれは全部伏線だったのか!!」と、犯人の用意周到ぶりに脱帽でした。

 

●みんなが犯人になりうる状況での緊迫した張り込み

●自由に動けないホテルという戦場

●一流ホテルだからこそ、訪れる変な来客たち

●見えない犯人像と犯人の狙い

そういった要素が混ざり合って、物語の奥深さを演出しています。

 

読もうか少しでも迷った人は、今すぐ手に取ることをお勧めします!

 

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