だーまんのブログ

東京大学を経て、帰国子女にも関わらずドメスティックな不動産業界へ。人生で大切なことは全て本と映画から学ぶ。複数の収入源を持ちながら、海外との二重生活を目論む20代。本や映画のこと、節約術、不動産の話、受験のコツ、自己啓発など幅広く発信していきます。

『モチベーション大百科』池田貴将/「やる気」を大学実験から科学的に分析

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モチベーションをキープできれば、できないことはありません。

しかし、それができないからみんな困っているのです。 

 

アンソニーロビンズ直伝トレーナーである池田貴将さんもこう言います。

人生で起こることの大半は、この“モチベーション”が決めています。

 

池田さんの著書では、やる気との付き合い方について100以上の実例が紹介されています。

 

その中から、意外だったものや新発見だったものをいくつかご紹介します。

この記事は、

●やりたいことはあるはずのに、どうしてもやる気が出ない・・

●燃えてやる気が出ても、3日坊主になってしまう・・・

という人に向けて書きました。

 

僕自身、やる気にはずいぶんと振り回されてきました。

そのたびに試行錯誤を繰り返し、少しずつコントロールする術を覚えていきました。

ぜひ、参考にしてみてください!

  

言い切るより、問いかけるほうが人は動く

「俺はできる!」「やるぞやるぞ!」と自分に言い聞かせ、奮い立たせる人をよく見ます。

しかし、それは本当に一番効果的なやり方なのでしょうか?

最初に紹介する実験では、ある課題を解く前に、被験者たちに問いかけをしてもらいます。

●Aチームの人には・・・

私はやる」と自分に言い聞かせる。

●Bチームの人には・・・

「私はやるかな?」と自分に質問する。

 

結果

Bチームの人は、Aチームの人より、平均して50%多く課題を解いた。 

・・・つまり

断定より疑問の方が、答えとモチベーションを引き出す助けになる。

自分を奮い立たる自己暗示よりも、「私はやるかな?」「できるかな?」「やってみようか?」と問いかけた方が、結果的に物事が捗るそうです。

 

人は、基本的に命令されるのが嫌いです。

人に命令するのも、自分自身に命令されるのも。

 

自問自答が、一番強力な自身の奮い立たせ方なのです。

 

安易な報酬は、逆効果になることが多い

今度は、幼稚園児を対象にした実験です。

園児たちに、マーカーペンを使って遊んでもらいます。

Aチームの子どもには・・・

先に「上手に絵を描けたら、ごほうびをあげる」と伝えておき絵を描いたあとにごほうびをあげた。

 

Bチームの子どもには・・・

先にごほうびのことには触れず、絵を描いたあとでごほうびをあげた。

 

Cチームの子どもには・・・

ごほうびをあげなかった。

 

結果

Aチームは、他のチームより長い時間、絵を描いて遊んだ。

これは、ごく当たり前の結果ですね。

興味深いのはその数週間後、同じ子供達に今度はごほうびをあげずに同じ実験をしたときの結果です。

その結果・・・

BチームとCチームは、前回同様、絵を描いて遊んだ。

Aチームは、絵を描くことにまるで興味をしめさなくなった。

 

・・・つまり

自主的な行動に対してごほうびを与えると、内発的動機づけが損なわれる。

 自分がやりたいことをやることは、とても大事なことです。

その時間が楽しいし、それ自体が人生を豊かにしてくれます。

しかし、その報酬としてごほうびを与えてしまうと、いつのまにか「ごほうび」が目的になってしまいます。

本来の目的を見失ってしまうのです。

 

本人が好きでやっていることは、本来ごほうびなどなくてもやるのです。

安易なごほうびは、逆効果です。

逆に言うと、ご褒美がないと頑張れないことは、本当にやりたいことではないのかもしれません。

 

初動までの手数を少なくする

 次は、すごく単純な実験です。

試食調査の協力者たちに24枚入りのクッキーの箱を渡します。

●Aチームの協力者には・・・

むき出しでクッキーが入っている箱を渡しました。

●Bチームの協力者には・・・

1枚1枚、クッキーが個包装されている箱を渡しました。

 

結果

●Aチーム

平均して6日間でクッキーを完食しました。

●Bチーム

平均して24日間でクッキーを完食しました。

 

・・・つまり

必要アクションの数が減ると行動が早まり

必要アクションの数が増えると行動がゆっくりになる。

やりたいことがあるなら、それをやるまでのアクションをなるべく少なくすることです。

たとえば、僕は下記のことを実践しています。

●毎日ノートに振り返りをするために、帰ってきたらとりあえずノートを開いて机の上に置いておく

●読もうと思った本を、カバンの上に置いておく

●料理したいと思ったらすぐにできるように、常にキッチン周りは綺麗に整えておく

●翌日運動しようと思ったら、前日のうちに運動着をカバンに入れておく

 

僕は、なるべく家の中にものは少なくしています。

特に、机の上は定期的に空にしています。

そうすることで、何かしようと思った時に、

「①机の上を片付ける→②作業に取りかかる」

という2ステップでなく、

「①作業に取りかかる」

という段取りで取り組めます。

たった1手間増えるだけで、何かに取りかかるためのハードルが恐ろしく高くなると気づいたからです。

 

人と比べることは、成果を落とす

今度は、人と比べるより、自分と戦った方が成果が上がるという実験です。

中学生たちをチームに分けて、テストをやってもらいます。

●Aチームの中学生には・・・・

「他の学生と比較して評価する」と伝えた。

●Bチームの中学生には・・・

「あなたの成績の上がり具合を基準にして評価する」と伝えた。

 

結果

テストを何度か繰り返すうちに、Bチームの方が大きく成績が伸びた。

テストが楽しかったという声も多かった。

 

・・・つまり

他人との比較よりも、自分の成長度合いによって評価された方が人は努力しやすい。

他人との比較は、自分ではコントロールできないものです。

それに対して、自分との比較は自分次第です。

人は、コントロールできるものに対しては頑張れるが、コントロール外のことに関しては無気力になります。

 

他人と比較することは、長期的な成長で考えるとマイナスに働きます。

比較すべきは、常に昨日の自分、これまでの自分なのです。 

 

運がいいと思っている人は、本当に運がよくなる

松下幸之助は、入社試験の際に「あなたは自分が運がいいと思うか?」という質問を学生にしていたそうです。

そして、「自分は運がいい」と答えた学生だけを採用していたこともあるそうです。

「自分は運がいい」と思い込むことは、科学的にもメリットがあるそうです。

店の入り口にわざと5ドル札を落とし、運と偶然のチャンスの関係を調べる実験をしました。

●Aチーム

事前の調査でくじが当たる、数々の危機一髪を逃れてきたなど「自分は運がいいと思う」と答えた人は・・・

店の入り口にわざと落としておいた5ドル札に気づいた。

そして店に入るなり、成功した実業家と話がはずんだ。

 

●Bチーム

事前の調査で、よく事故にあう、恋愛がうまくいかないなど「自分は運が悪いと思う」と答えた人は・・・

5ドル札に気づけなかった。

店に入っても誰とも話さなかった。

 

・・・つまり

「将来に対する期待」が、目標を達成できるかどうかのカギになる。

 これは脳科学の話でもありますが、人は自分に都合よく世の中を解釈しています。

妊婦になった瞬間、街に妊婦が増えたと感じる。

それは、自分が妊婦になったことで、妊婦を意識するようになっただけの話です。

「自分は運がいい」と思う人は、世の中を「運がいい」と思って見渡すので、それに見合った情報をキャッチできます。

どうせ自分の解釈通りの情報をキャッチできるのであれば、「自分が運がいい!」と思っておいた方が得です。

  

モチベーションはスキルである

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今回は、以上になります。

いかがでしたでしょうか。

ここで紹介したのはほんの一部ですが、モチベーションの正体は科学で解明されてきており、実体を知ることでコントロール可能だとお分かりになったでしょうか。

 

「うまくいかないから、とりあえずガムシャラに頑張る」という昭和チックな根性論は、通用しない時代になってきました。

冷静にやる気の源泉を分析し、いかに自分がベストパフォーマンスを発揮できるか知ることは、人生を歩む上でとても大きな支えになります。

 

ぜひ、この記事と合わせて、池田さんの著書にも目を通してみてください。

少しでも、みなさんのお役に立てたなら幸いです。 

 

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「面白かったから」という理由だけで、実用性0の機械を作り続けた女性エンジニア。

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