だーまんのブログ

平成生まれ・東大卒の不動産屋。人生の先生は本と映画。面白かった本や映画、ライフハック術、不動産のこと、受験についてなど、日々思ったことを好き勝手に書いていきます。

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「保険は不要である!」ことの本当の理由とは?〜もしも、実際に何かが起こってしまった場合〜

FPのだーまんです。

前回こちらの記事で、保険はお金を失いやすい仕組みであり、基本的に不要である、ということを書いた。

 

 

保険の還元率は、ほとんど競馬より悪く、ものによっては宝くじより悪い。

どういうことか簡単に解説すると、還元率とは、我々が払ったお金に対して、保険会社が支払ってくれるお金の割合。逆の言い方をすると、胴元の取り分がどれくらいかということだ。

保険会社も企業である以上、利益がないと存続できない。

そのため、我々が支払った保険料の中から、自分たちの利益や維持費を賄い、その余ったお金の中から、保険金を支払っている。

その取り分が、宝くじ協会や競馬の JRAよりも多い場合があるという話。

 

保険が分の悪い悪い投資だということはわかった。

だけど、「万が一のことが、もし本当に起こってしまったらどうするのか?」という疑問が聞こえてきそうだ。

そこで今日は、そうなった場合にどうなるのか、ということについて書いてみる。

 

 

 

実際に、身内に不幸が起こっても、保険はいらない?

 

実際に一家の大黒柱が亡くなっててしまったら?

保険に入ってないと、どうしようもなくなるのでは?

 

どうなるのか、ものすごく簡単にシミュレーションしてみる。

(今回は詳しい数字等はいったん置いておいて、シンプルな概要だけに絞る)

 

まず、平均的な家庭だと想定して、子供2人の4人家族を想定してみる。

ご主人はサラリーマン、奥さんはパート程度の主婦。

この中で、ご主人が主な働き手だとすると、保険に入る必要があるのはご主人だけ。

(保険に入るか否かで考える時は、

「自分が亡くなることによって、経済的打撃を受ける人はいるだろうか?」を基準に考える。いなければ、自分が亡くなっても困る人はいないのだから、基本的に入る必要はない。)

 

さて、ご主人が亡くなったとして。

残され奥さんと子供2人は、どうなるのだろうか?

路頭に迷うので、保険に入ってないといけないのだろうか。

 

 

ご主人が亡くなった時にもらえる保障

 

サラリーマンのご主人が亡くなった場合、勤めていた会社から支給されるものがあります。

それが、

「遺族厚生年金」

なるものが支給されます。

これは、ご主人が本来受け取るはずだった年金額の3/4程度が一生涯支給されます。

一般的なサラリーマンであれば、おおよそ年50〜70万程度。

 

次に、当然国も保障をしてくれます。

それが、

「遺族基礎年金」

これは、18歳未満の子供がいる場合、その子供が18歳になるまで支給されます。

下記の計算式で支給されます。

・子供1人:780,100+224,500=1,004,600円

・子供2人:780,100+224,500×2=1,229,100

・子供3人目以降:780,100+224,500×2+74,800×3人目以降の子供の数

子供2人の家庭であれば、年におおよそ120万程度の支給となる。

 

さらには、子供がいる場合は、

「児童手当」と「母子手当」

というものも支給される。

母親の年収がおよそ100万程度として、

・子供手当:月に1万程度

・母子手当:月に10万程度

の支給となるので、年にざっと100万程度の支給となる。

 

上記の「遺族基礎年金」「遺族厚生年金」「児童手当」「母子手当」を合算すると、合計「300万」程度となる。

 

また、そもそもご主人が亡くなった場合、

みなさん、実家に戻られると思う。

もしくは、実家の祖父母に出てきてもらうか。

 

その時、月に8万程度、年に100万くらいになるパートなら、子供がいてもできるはず。

それで年間100万の収入となる。

 

 

実際にご主人が亡くなった先に、どんな生活になるのか?

 

上記でわかるように、たとえ一家の大黒柱が突然亡くなってしまったとしても、

トータルで年に400万程度の実入りはある状態になる。

 

さらに、住居費についても、

・実家に戻っていれば、住居費はかからない

・家を買っていれば、団信という制度で、住宅ローンは免除になる

・賃貸にしても、家賃月に数万程度の公団に優先的に入居できる

 

住居費ほぼなしで、年に400万の収入という生活。

普通に生活して行くぶんには十分であろう。

そのうち子供も大きくなれば、バイトだって始めるし、そのうち社会にでる。

 

 

ご主人が亡くなったからといって、いきなり路頭に迷う生活になるわけではないのだ。

今の日本においては、ちゃんと保障の制度がある。 

 

「不安だから、とりあえず保険に入って安心を買おう!」というのは、保険会社の思う壺。

 

大事なことは、こういうことを知った上で、自分でちゃんと考えること。