だーまんのブログ

平成生まれ・東大卒の不動産屋。人生の先生は本と映画。面白かった本や映画、ライフハック術、不動産のこと、受験についてなど、日々思ったことを好き勝手に書いていきます。

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「小便が赤くなったことがあるか?」松下幸之助の仕事論

「小便が赤くなったことがあるか?」

稀代の経営者、松下幸之助の仕事哲学。

一見穏やかそうに見える彼の、仕事にかける信念が表れている。

 

そんな彼の仕事論が、余すことなく綴られている。

若さに贈る (PHPビジネス新書 松下幸之助ライブラリー)

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全てを捨ててでも、若かりし頃に戻りたい 

成人式で演壇した彼は、壇上から数千人の新成人を前にこう語る。

みなさん、もしできることならば、わたしは自分のいっさいを投げ捨てても、みなさんの年齢にかえりたい。

この本は、経営者として成功した彼が若者に向けて書いている。

大成功おさめた彼でさえ、ゼロになってでも、もう一度取り戻したい“若さ”という青春。

 

明日への希望、ワクワクを持った青春の時代こそ、人生で最も価値のある時代だと語る。

 

仕事は真剣勝負である

松下幸之助というと、外見からとても穏やかでおおらかな印象を受ける。

しかし、文面から見えてくるの彼の仕事哲学は、まさに武士だ。

 

あるとき、社長さんから、最近思うように商売がうまくいかないと相談を受ける。

彼は、父親の代から40年近く松下電器の代理店をやっていたが、彼の代になって経営が傾いてしまった。

 

そんな社長さんに対して、松下幸之助は語る。

商売というのは、ひじょうにむずかしいものだ。・・・いわば真剣勝負と同じだ。 

どうしたらこの困難を克服できるかと、あれこれ思いめぐらして、眠れない夜を幾晩も明かす。

心配し抜き、考えに考え抜く。心労のあまり、とうとう小便に血が混じって赤くなる。

そこまで苦しんではじめて、どうしたらよいかわかり、・・・新しい光が見えてくる。

 

ただ頑張れ、ではない。

どうすれば利益が出るのか?

どのように工夫すればいいのか?

新しい道はないのか?

そういったことを、「小便が赤くなるまで考え抜いたのか?」と問いかける。

 

心を入れ替えた先に

商売は決して甘くない。

そんな生半可な気持ちでは、何をやってもうまくいかない。

ましてや、何十人かの人生を背負った社長さんは、口が滑ってもそんなことは言ってはいけない。

 

松下幸之助の言葉を聞いた社長さんは、心を入れ替える。

彼は自ら先頭に立ち、毎日得意先を2、3軒周り、お店の商品ディスプレイを手伝ったり、汚れがあったら自ら掃除したりした。

 

そういった地道な努力を続けて半年。

率先して行動する社長を見て、社員の態度が変わった。

社員の態度が変わり、しぜん代理店の業績は好転した。

 

安易に簡単な道を選びすぎてないだろうか

過度なストレスは、もちろんよくない。

そして、今とは時代も違うのかもしれない。

 

しかし、最近は本屋に行っても、

「楽して儲かる!」「簡単に成功できる! 」というフレーズが横行している。

 

 僕たちは、安易に楽な道を選びすぎていないだろうか。

 

かくいう僕も、社会人のあるタイミングで、本当に働きまくった時期があった。

朝の8時前から、夜中の12時過ぎまでを続けた時期もあった。

はたから見るとクレイジーだ。

 

しかし、僕はやりたかった。

やりたかったから、全てをかけてがむしゃらに駆け抜けた。

不思議と、そういうときはエネルギーも出ていて、全然疲れなかった。

 

今思うと恐ろしい時代だったが、その経験が今の自分の支えになっている。

おかげで、数段高いレベルに行けた。

 

松下幸之助が、今の世の中を見たらどう思うだろうか。

真剣に、仕事に向き合えているだろうか。

胸に手を当てて、自問自答してみる。

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