TEDに、「無意味な機械を作り続ける発明家」のスピーチがありました。
彼女の作る発明品は、無意味なものばかり。
●「自動歯磨き器」
www.youtube.comより引用
●「目覚まし手」
www.youtube.comより引用
●「自動野菜切り器」
www.youtube.comより引用
動画を見てもらえばわかりますが、どれもほぼ実用性はありません。
(ギリギリ「目覚まし手」くらいでしょうか・・・)
無意味な機械を作り続けることに、果たして意味はあるのでしょうか?
彼女のスピーチは、
●今やっていることは、無駄ではないだろうか?
●このまま続けて、本当にうまくいくのかわからない・・・
と、悩む全ての人へのエールになってます。
ぜひ、参考にしてみてください!
彼女が無意味な機械を発明するようになったワケ
彼女は、もともと学年トップの秀才でした。
その反面、「完璧でなければならない」という強迫観念がいつも彼女を悩ませていました。
オールAの成績の中で、たった1つBを取っただけで、死にたくなるくらい絶望する少女だったのです。
失敗を恐れる恐怖心が、彼女の大きなストレスとなっていました。
そんな彼女は、あるとき機械づくりの面白さに目覚めます。
夢中になる彼女でしたが、機械づくりは常に失敗がつきまとう世界。
失敗を恐れる彼女は、「どうすれば失敗を恐れることなく打ち込めるか?」考えます。
そして彼女は、100%うまくいく方法を思いつきます。
それが、
「あえて失敗する機械を作ること」
だったのです。
無意味な機械を作ることで、彼女の人生は変わった
失敗する機械を作るので、当然失敗します。
それが、成功なのです。
失敗に対する恐怖心がなくなった彼女は、かわりに情熱を見出します。
機械づくりに夢中になった彼女は、いつしかその情熱を周りの人とシェアするようになります。
そして、自分の発明を、7秒の動画としてネット上にアップします。
例の「自動歯磨き器」です。
これが世界中で大ヒット!一躍、時の人となりました。
そこから彼女はYouTubeチャンネルを立ち上げ、自分の発明を日々世界中にシェアするようになったのでした。
無意味な機械を作ることの意味とは?
そんな彼女に、多くの人が聞きます。
「いつか、意味のある機械を作りますか?」
答えは、わかりません。
しかし、無意味な機械を作ること自体には、大きな意味がありました。
自分の天職が見つかった
彼女のYouTubeチャンネルは、すでに100万人以上の登録者がいます。
トップになるために大事なことは、すごく狭い分野で戦うことです。
「無意味な機械を作る」というニッチな世界で、彼女は第一人者になりました。
未来は予期できないことを知った
彼女は、最初からこうなると予想していたのでしょうか?
そんなわけはありません。
ただ情熱を持って好きなことに取り組み、その情熱を周りの人と共有していたにすぎません。
彼女は言います。
どの選択肢が正解かは、誰もわかりません。
うまくいくかどうか、どのような結果になるのか、やる前は誰もわかりません。
大事なことは、それがどんなに無駄に思えても、自分が情熱を持って取り組めることを見つけること、そしてそれをやり続けることなのです。
無駄なことに、情熱を傾けよう
彼女のスピーチをまとめます。
●失敗しないために、あえて「失敗する機械を作り始めた」
●うまくいくかどうか、やる前から心配することは無意味である
●自分が情熱を持ってやりたいことを見つけ、それをやり続けることが大事である
無意味な機械を作り続けることほど、無駄なことはあるのでしょうか。
●今やっていることが無駄なのではないか?
●このまま続けても、うまくいくかわからない・・・
そう思った時には、ぜひ彼女の動画を見てください。
きっと、あなたのやっていることのほうが、よっぽど意味があるはずです。
彼女のスピーチからは、そんな勇気をもらいました。
この記事が、小さな一歩を踏み出すきっかけになれば、嬉しいです。
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