「勉強できる人と、できない人の違いはなんだろうか?」
誰もが一度は考えたことがある疑問に対して、1つの回答を示した動画がTEDに上がっていました。
(日本語訳付のは見つけられませんでした)
What do top students do differently? | Douglas Barton | TEDxYouth@Tallinn
これは、勉強できる人の特徴について、13年間研究してきた方のスピーチです。
スピーカーは、オーストラリア、イギリス、南アフリカ、アメリカなどで子供の教育に携わり、学力向上の手助けをしています。
長年の研究の結果、
「勉強できる少数の子供だけがやっていて、そうでない子供はやっていない習慣」があることに気づきます。
この記事では、
●単純に、勉強ができるようになりたい人
●努力はしてるのに、なかなか結果に繋がらない人
●自分の子供や、周りの人の学力向上を手助けしたい人
に向けて書きました。
紹介する2つの習慣はかなり意外でしたが、気づいたら自分でも実践していることでした。
ぜひ、参考にしてみてください!
勉強に関する大きな誤解
一般的に、
・IQが高い子供の方が、勉強ができる
・たくさん勉強した子供の方が、勉強ができる
という常識があります。
しかし、これは大きな誤解だと言います。
IQは、それ自体が勉強のできる・できないを決める要素とはなりません。
また、たくさん勉強することが、必ずしも学力向上に繋がる訳ではありません。
当たり前ですが、間違った努力をしても、結果はついてこないということです。
習慣の違い①:勉強で重視していることが違う
では、本題に入ります。
「試験1週間前に、何をしていますか?」
というアンケートを取ります。
その結果、ほとんどの子供の行動は下記の通り。
●テスト用のノートを作る
●教科書を繰り返し読む
●ノートをまとめる
一見、当たり前のように見えますが、これは知識を詰め込んでいるにすぎません。
目的が暗記することになってます。
それに対して、勉強ができる子は
●演習問題を解いている
これはどういうことでしょうか?
演習問題を解く=身につけた知識を活用する
ただ知識をインプットするのではなく、その知識の活かし方を練習しているのです。
実際の試験で問われるのは、詰め込んだ知識ではありません。
その知識を使って、いかに問題を解くか?が大事なのです。
習慣の違い②:勉強スケジュールの立て方が違う
勉強スケジュールの立て方も全く違います。
ほとんどの子供は、
●勉強のスケジュールを組む
当たり前ですよね。
しかし、好きでない勉強のスケジュールばかりなので、毎日こなしていくのが苦痛になります。
結果的に、1週間、あるいは数日で挫折してしまいます。
それに対して、勉強ができる子は、
●最初に、好きなことのスケジュールを組む
その上で、
●スキマの時間で、勉強のスケジュールを組む
結果的に、彼らは毎日好きなことをやる時間があります。
好きなことをやることで、結果的に勉強スケジュールをこなしていけます。
僕が受験生のときに実践していたこと
これらの習慣は、気づかぬうちに自分で実践していました。
何回も繰り返し解いた過去問
受験勉強で、何を一番やっていましたか?と聞かれたら、
「過去問を、繰り返し繰り返し解いてました」と答えます。
解き方がわかっても、繰り返し繰り返し解いてました。
これは、勉強に関してほとんどアドバイスをしない父親からの、数少ないアドバイスでした。
過去問をやることで、身につけた知識を活かす練習ができました。
●数学なら、学んだ公式をいかに活用して問題を解いていくか。
●世界史なら、学んだ歴史上の出来事について、他の出来事とのつながりや、どのような背景を持っていたのか。
同時に、問題の傾向もある程度わかってきます。
結果的に、初めて見る問題でも、自分なりに解答への道筋が見えてくるようになりました。
毎日本屋で過ごしていた浪人時代
こちらの記事でも書いてますが、浪人時代、僕は毎日本屋に通ってました。
「浪人時代を、勉強だけで乗り切るメンタルはない」
早くにそう気づいた僕は、本屋に通うことで精神を保っていました。
一見無駄に思える本屋通いが、受験という長丁場を戦う土台を作ってくれました。
社会でも活かせる習慣
最初の講演の内容をまとめます。
●IQや努力の量が、必ずしも勉強の出来る/出来ないを決めるわけではない
●違い①:勉強ができる子は、演習問題をたくさん解いている
●違い②:勉強ができる子は、先にやりたいことの予定を入れて、隙間時間で勉強の予定を入れていく
これは、実社会でも活かせます。
●知識のインプットで満足するのではなく、アウトプットすることで自分のモノとなる
●予定は、自分がやりたいことを第一優先にする。自分が好きなことを中心に、人生のスケジュールを組む
人間がもともと持っている能力には、そんなに大きな差はありません。
できる人は、やっていることが違うのです。
違うことをやっているから、違う結果になるだけの話です。
勉強で悩んでいる人にとって、その違いを埋めるきっかけになれば嬉しいです。
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