「子供の頃、冒険に出たいと思っていた!」
「少年の頃の、ドキドキする気持ちを思い出したい!」
そんな人にピッタリの映画があります。
スピルバーグが総製作指揮をとった映画『グーニーズ』
伝説の海賊が隠した秘宝を探して、冒険に出る「グーニーズ」の物語。
家の屋根裏で見つけた宝地図が示す場所には、本物の宝が隠されているのか?
それとも、ただの子供騙しなのか?
子供の冒険の映画だと思って、ナメてはいけません。
大人にこそ観てほしい、子供の頃の気持ちを思い出させてくれる作品です!
30秒でわかる『グーニーズ』のあらすじ
グーンドックという街に住む少年団=「グーニーズ」の物語。
彼らの街は、不動産屋に狙われています。
明日までにお金を払わないと、街を追い出されてしまいます。
お金を返すアテもない彼らは、明日になれば引っ越しをしなくてはいけません。
そして、「グーニーズ」は、バラバラになってしまいます・・・・
そんな中、主人公のマイキーは、自宅の屋根裏でとんでもないものを見つけます。
伝説の海賊:片目のウィリーが残した宝地図です。
「自分たちの街の未来を、これに賭けるしかない!」
ということで、グーニーズの冒険は始まります。
その地図が指し示す場所には、本当に宝物があるのでしょうか?
彼らは、無事そこにたどり着けるのでしょうか?
そして、大好きな街を救うことができるのでしょうか?
少年たちの、一世一代をかけた冒険が始まります!
誰もが妄想したことのある物語
「家の押入れから出てきたのは、実は本物の宝地図だった・・」
小さい頃、誰もが一度は妄想する物語です。
この映画は、そんな子供心をくすぐってきます。
いつか、大冒険に出ると思っていました。
いつか、本物の宝を見つける日が来ると思っていました。
大人になるにつれて、そんな夢物語はないって気づいていきます。
「グーニーズ」の冒険が、その頃の僕の気持ちを代弁してくれます。
誰かのために戦う少年たち
この映画は、ただの冒険物語ではありません。
グーニーズには、使命があるのです。
「自分たちが大好きな街を救う」という大きな使命が。
途中、彼らは死の危険性に直面します。
「もうやめて帰ろう!」と言い出す子供もいます。
ビビってしまった友人たちに、主人公:マイキーが語りかける場面があります。
「この街を救えるのは、僕らしかない!」
「僕らがやらなかったら、一体誰がやるんだ?」
泣き虫で小さいマイキーが、とても大きく見える場面です。
「使命感」を持って戦う彼らの姿を、応援せずにはいられません。
「グーニーズ」のユニークなメンバーたち
グーニーズは、主人公マイキー、チャンク、マウス、データの4人グループです。
また、冒険にはマイキーのお兄さんと、彼の同級生の女子2人も参加します。
このちぐはぐな7人の大冒険。
特に、グーニーズの4人が可愛くて、観ていてほっこりさせてくれます。
夢見る少年:マイキー
喘息持ちで身体が弱く、小柄な少年。
小さい頃、伝説の海賊の話を父さんに聞かされていました。
誰よりも宝地図のことを信じ、街を救いたいという想いを持っています。
おしゃれさん:マウス
大人ぶって、カッコつけのマウス。
少し口数が多く、余計なことを言っていつも問題を起こすので、マウス(口)というあだ名がつきました。
スペイン語も話せるため、彼が宝地図の翻訳をします。
食いしん坊:チャンク
食いしん坊。いつも食べてばかりで、ドジもします。
しかし、いつもその場を笑わせてくれる、憎めないキャラ。
アメリカ映画には、たいていこういうキャラが一人出てきますね。
おっちょこちょい発明家:データ
ユニークな発明が得意で、いつも何かしら仕込んでいます。
ほとんどはくだらない発明ですが、結果的に彼の道具がグーニーズのピンチを救ったりもします!
個性豊かな、わんぱく少年たち。
彼らのコミカルなキャラが、 物語をポップで、楽しいものにしてくれています。
特に、チャックが敵に捕まって拷問される場面は、今思い出しても笑えてきます!
少年の心を思い出させてくれる映画
『グーニーズ』は、気楽に観れる映画です。
しかし、子供が主人公の映画だと思って甘くみてると、痛い目にあいます。
大きな使命を持った、大人顔負けの少年たちの大冒険です。
子供の頃、よく秘密基地ごっこをしていました。
あれは、僕らなりの大冒険でした。
何があるわけではありませんが、そこに集まることにとてもワクワクしていました。
『グーニーズ』は、あの時の気持ちを思い出させてくれる映画です。
映画を通して、僕が果たせなかった大冒険を、追体験させてくれます。
大人になった今だからこそ、観るべき作品です!
関連記事
他の映画についてのレビューです!
『パーフェクト・ルーム』
「大どんでん返しだよ」とオススメしてもらって観ましたが、想像を3回くらい超えるラストでした!
『アンタッチャブル』
アル・カポネとの戦いを描いた作品です。
この時代の空気を味わうだけでも、観る価値アリ!です。
『女神の見えざる手』
アメリカ社会で戦う女性の物語。
頭脳明晰な彼女の戦い方に、あなたも絶対に騙されます。