だーまんのブログ

平成生まれ・東大卒の不動産屋。人生の先生は本と映画。面白かった本や映画、ライフハック術、不動産のこと、受験についてなど、日々思ったことを好き勝手に書いていきます。

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【批評】『オーシャンズ8』初めて「オーシャンズ」シリーズを観る人でも大丈夫!

映画『オーシャンズ8(Ocean's 8)』を観てきました!


映画『オーシャンズ8』本予告【HD】

 

『オーシャンズ』シリーズは1つも観たことがなく、

続編モノというだけで、なんとなく期待値は低めでした。

 

しかし、観終わった第一印象は、

「めちゃめちゃかっこいい!!!!!!」

です。

 

プロの女性が集まると、こんなにかっこいいんだーと脱帽です。

仕事ができすぎて、感動モノ。

 

この記事では、『オーシャンズ』シリーズを観たことがなかった僕が、

前作までを観ていない人に向けて、書いてます。

 

結論から言うと、前作までを観ていなくても、1ミリも問題ありません!

1つの作品として、シリーズモノであることを忘れて、楽しめる作品です。

 

それでは、『オーシャンズ8』をご紹介していきます。

 

『オーシャンズ8』の簡単なあらすじ

5年の刑期を終え、出所したデビー・オーシャン(サンドラ・ブロック)

彼女は、かつての相棒ルー・ミラー(ケイト・ブランシェット)と再会。

 

デビーは、刑務所の中で5年以上かけて、とんでもない犯罪計画を練っていました。

それは、カルティエの地下倉庫に眠っている1億5000ドル(1ドル=100円換算で150億円ほど)するネックレスを盗み出すというもの。

 

そのために、デビーとルーは仲間探しを始めます。

彼女たちのもとに、少しずつ仲間が集まってきて・・・

 

『オーシャンズ8』を観るにあたって!

シリーズ初見でも問題なし!

作品の位置付けとしては、前作『オーシャンズ13』の続編らしいです。

 

ただ、前作までを観ていない僕。

これまでの背景とか知らなくても、楽しめるのかなーと少し心配でしたが、

結論、「全然問題なし!」です。

 

物語の主人公デビー・オーシャン。

彼女は、『オーシャンズ〜』で主人公だったダニー・オーシャン(演:ジョージ・クルーニー)の妹。

 そのオーシャン一家というのは、どうやら犯罪一家だそうです。

 

ただ、そこの背景は、話の本筋には全く関係ありません。

前作を知っている人からすれば、何かしら思い入れがあるかもしれません。

しかし、ただそれだけです。

 

彼女の過去に関する人物も出てきますが、そのあたりはちゃんと説明があります。

 

僕が今回初めて知ったのは、

『オーシャンズ8』=「Ocean's 8」=「オーシャンの(呼びかけた)8人組」ということ。

英語表記を見て、初めて知りました。笑 

軽いノリとテンポの良さがシリーズの魅力

前の作品を観ていなくても、ストーリー上は問題はありません。

しかし、映画をみるスタンスとして、1つだけ重要なポイントがあります。

 

その点は、本作品を鑑賞前に聞いた、宇多丸さんの批評からご紹介します。

【宇多丸】ムービーウォッチメン『オーシャンズ8』2018年8月24日 - YouTube

 

そもそも『オーシャンズ〜』系の作品は、本格的なケイパーもの(犯罪モノ)というよりは、

「粋な、大人の遊びチックな作風である」ということ。

 

これ、かなり大事です。

 

軽快なタッチと、重くならないテンポの良さが、シリーズの魅力。

 

明確な敵、重い過去、果たすべき使命、、、

そう言ったものはありません。

(強いて言えば、騙された元恋人への復讐くらい・・)

 

主人公デビーにしても、犯罪計画をやる動機は「得意だから」です。笑

 

好きだから、得意だから、「やっちまおうぜ!」ってノリに、

サクッとついてくる仲間たち。

 

もちろん、話の途中、途中で、けっこう問題は起こります。

「さすがにこれはまずくないか?!」というシーンもありますが、

彼女たちプロ集団の力で、あっさり解決して進んでいきます。

 

この「あっさり感」とテンポの良さが、見ていて痛快。

 

もっとディープで、ヘビーなものを期待してしまうと、ちょっと肩すかしをくらうかもしれません。

 

そもそも、この軽さが魅力の作品なのです!

 

もしかしたら、あらかじめ宇多丸さんの批評を聞いてから観に行くといいかもしれません!

こんな「女性のチーム」は初めて観た!

今回、特に印象的だったのが、彼女たちのチームのあり方。

 

「女性だけが集まって、こういう感じで進む映画って、あんまり観たことない!」

という感想です。 

 

彼女たちは、「プロフェッナルの女性チーム」

 

そこまで映画とかドラマに詳しいわけではないのですが、

女性がチームを組む物語って、

 

・恋愛模様が絡んでくる(かっこいい主演と恋に落ちる、等)

・結婚や出産、育児の話など、現実的な話をしている

・ワイワイきゃっきゃしている

という、「女子会」「女の子の世界」的なイメージが、どうしてもついてきます。

(もちろん、そうじゃない作品だってたくさんあるはず・・・)

 

しかし、この作品では、そういったいわゆる「女子会的な」シーンはありません。 

あくまで、プロフェッショナルとしての、「ザ・仕事人」の集まり。

 

恋愛の話なんてほぼ出てきません。

途中、出会い系アプリの使い方を教えているワンシーンがあるくらい。

 

メンバーの中で、唯一子供がいるタミー(サラ・ポールソン)も、裏の顔は商売人です。

(しかも、旦那の影は一切出てきません)

 

 

 

その中で、特に主人公デビーのスタンスが男前すぎます。

 

相方ルーに、「せっかく出所したのに、なんでまた盗みをやるの?」と聞かれ、

「得意だからね」(注:作者訳)

 と答えます。

 

これまでのケイパーものは、圧倒的に男性を中心に回ってきました。

「盗みのような犯罪行為は、男がやるもの」なんてステレオタイプは、知ったこっちゃありません。

 

「得意だから」という理由だけで、やっちゃっていいのです。

 

また、いよいよ計画決行の時。

全員がインカムで繋がっている中で、デビーは呼びかけます。

「この計画は、誰かのため、自分たちのため、にやるのではない。

世界のどこかで、怪盗になることを夢見ている、8歳の少女のためにやるのよ。」(注:作者訳)

怪盗に憧れるのは、何も男の子だけではありません。

女の子だって、スパイや泥棒に憧れるんです。

 

話の筋的に、唐突だったこのセリフは、

どこかでこの映画を観ている、夢見る少女に向けられたセリフですね。

 

きわめつけは、仕事を終えて解散する場面。

全員が黙って電車に乗っているシーンが、めちゃくちゃかっこいい。

 

感動的な別れがあるわけでもなく、あっさり解散となります。

プロフェッショナルである彼女たちらしい、粋な最後です。

 

なんとなく、映画『アルゴ』の、最後の解散時を彷彿とさせるシーンでした。

(この映画もめちゃかっこいいので、オススメです)


アルゴ

 

『オーシャンズ8』に一言!

結論、本作品は、単体の作品として十二分に楽しめる作品です。

 

映画館を出た後、興奮でしばらくドキドキが止まりませんでした。

そういう映画って、たまに出会えますよね。

 

最初の期待値が、そこまで高くなかったからかもしれません。

かっこいい彼女たちに、触発されたのかもしれません。

 

いずれによせ、彼女たちを観て、

「明日から仕事頑張ろう!」「自分も、チャレンジしていこう!」

という気持ちになりました。

 

それだけで、この映画を観た価値があります。

 

続編に期待したくなりました。

と同時に、前作も観てみようと思わせてくれました。

 

・かっこいい女性の活躍を観たい!

・純粋に、粋なケイパーものが好きだ

・勇気や元気をもらいたい!

という人は、ぜひ『オーシャンズ8』を観てみてください!

 

映画のパンフレットはこちら⬇️ 

併せて読みたい! 

『神の見えざる手』

「戦う女性」ということで、本ブログで紹介した作品はこちら。

敏腕ロビイスト(政治家に働きかけて、法案を通す等行う人)である主人公の、大胆不敵、頭脳明晰な戦いっぷり。

最後の最後に、驚くこと間違いなしです!

 

この映画も、観終わった後、しばらくドキドキが止まりませんでした。