だまん氏のブログ

元不動産屋→現・外資コンサル。人生の先生は本と映画。面白かった本や映画、仕事について、など日々思ったことを好き勝手に書いていきます。

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2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

【書評】『アメリカから〈自由〉が消える【増補版】』堤未果/自分の頭で考えることを放棄してはいけない

「自由の国アメリカ」 小さい頃アメリカに住んでいた僕が、アメリカに対して持っているイメージです。 しかし、今のアメリカからは、自由が消え去ろうとしています。 そんなアメリカの実態を、国際ジャーナリストの堤未果さんが描いた本がこちら。 増補版 ア…

【ネタバレ】『贖罪』湊かなえ/「償い」の連鎖はどこに行き着くのか?

「イヤミス」のど真ん中をいく作品、湊かなえさんの『贖罪』読みました! 贖罪 (双葉文庫) posted with ヨメレバ 湊 かなえ 双葉社 2012-06-06 Amazonで探す Kindleで探す 楽天ブックスで探す ある平和な田舎町で、小学生が殺されます。 近くにいながらも、…

【ネタバレ感想】『真夏の方程式』東野圭吾/あまりにも切ない事件の真相とは?

「物語には納得だが、その後の人生が思いやられる・・・」 というレビューを読んで、気になって読んだ東野圭吾さんの『真夏の方程式』 真夏の方程式 (文春文庫) posted with ヨメレバ 東野 圭吾 文藝春秋 2013-05-10 Amazonで探す Kindleで探す 楽天ブックス…

映画『グーニーズ』/子供の頃に憧れた大冒険!屋根裏にあった宝地図は、伝説の秘宝に繋がるのか?

「子供の頃、冒険に出たいと思っていた!」 「少年の頃の、ドキドキする気持ちを思い出したい!」 そんな人にピッタリの映画があります。 スピルバーグが総製作指揮をとった映画『グーニーズ』 グーニーズ (字幕版) posted with カエレバ ショーン・アスティ…

『何者』著:朝井リョウ/「僕らは一体何者なのだろうか?」就活が暴く人の本性

就活を題材にした、朝井リョウさんの小説『何者』を読みました。 何者 (新潮文庫) posted with ヨメレバ 朝井 リョウ 新潮社 2015-06-26 Amazonで探す Kindleで探す 楽天ブックスで探す この物語は、就活を迎えた5人の男女の物語です。 学生▶️社会人という、…

【大どんでん返し!】映画『パーフェクト・ルーム』/「この中の誰が犯人なのか?」5人の隠れ家で起きた殺人事件

“大どんでん返し”の映画をお探しのあなたに、ピッタリの作品があります。 『パーフェクト・ルーム(原題:The Loft)』 www.youtube.com 5人の既婚者が、愛人との密会用にマンションの一室を購入します。 鍵は彼ら5人しか持っておらず、部屋を使う時は必ず連…

【あらすじ】『太陽がいっぱい』主演:アラン・ドロン/1960年フランス映画の傑作

フランスの名作『太陽がいっぱい(Plein Soleil)』を知ってますか? 映画『太陽がいっぱい』予告編 1960年に作られた、アラン・ドロン主演のフランス映画。 タイトルからは全く想像がつきませんが、犯罪サスペンス物語です。 アラン・ドロン演じるトム・リ…

『つぶやきのクリーム』森博嗣/肩の荷を下ろしてくれる100のつぶやき

転職で悩みすぎた時に、森博嗣さんの本で救われました。 面白い作家さんだなーと思っていたら、なんと家に彼の本がありました。 今から5年前、社会人になりたてのタイミングで買っていました。 (買った本には、買った日付、読んだ日付をメモしています) き…

『禁断の魔術』東野圭吾/自分の教え子が容疑者に・・そのときガリレオの取った行動とは?

探偵ガリレオシリーズ『禁断の魔術』を読みました! 禁断の魔術 (文春文庫) posted with カエレバ 東野 圭吾 文藝春秋 2015-06-10 Amazonで購入 楽天市場で購入 多くを語らないが、いつも事件の数歩先までお見通しのクールな探偵・ガリレオこと湯川学。 今回…

『やってはいけない相続対策』大村大次郎/正しく相続税を知らない人は、損をする!

身近な人が亡くなった時、相続税がどれくらいかかるか、正確に把握していますか? おそらく、正確に把握している人は少ないはずです。 僕自身も、そうでした。 そんな時、 あれを鵜呑みにしたら大損します! という帯のキャッチに惹かれて、『やってはいけな…

『点と線』松本清張/完璧なアリバイと巧妙なトリックが見事な60年前の名作

松本清張さん初の長編推理小説、『点と線』を読みました! 点と線 (新潮文庫) posted with カエレバ 松本 清張 新潮社 1971-05-25 Amazonで購入 楽天市場で購入 これは、1958年に刊行された作品です。 時刻表を使った巧妙なトリックと、あっと驚く事件の真相…

『「やりがいのある仕事」という幻想』森博嗣/仕事に「やりがい」は必要か?

「人は、仕事をするために生きているのではない。」 転職活動の中で、仕事についてお腹が痛くなるくらい悩んだ時に、たまたま手にした1冊です。 「やりがいのある仕事」という幻想 (朝日新書) posted with カエレバ 森博嗣 朝日新聞出版 2013-05-10 Amazonで…

『アンタッチャブル』1980年代の名作ギャング映画/禁酒法時代のギャングとの戦い

1930年代、禁酒法時代にシカゴで活躍したアル・カポネのギャング一団。 役人や警察までも買収し、やりたい放題だった彼らと戦う人たちを描いた作品です。 『E.T.』『バック・トゥ・ザ・フューチチャー』『スター・ウォーズシリーズ』などの名作が多く登場し…

【あらすじ&ネタバレ】『境遇』湊かなえ/ドキドキと感動を味わいたい人にオススメの1冊

湊かなえさんの『境遇』を読みました! 境遇 (双葉文庫) posted with カエレバ 湊 かなえ 双葉社 2015-10-15 Amazonで購入 楽天市場で購入 初めて、湊かなえさんの作品で泣きました。 湊かなえ作品を読んだことがある人も、ない人も、ぜひ手にとってみてくだ…

【書評】『マイホーム価値革命』牧野知弘/「マイホーム信仰」は永遠なのか?

日本人にとても根強い「マイホーム信仰」 この本の著者は、日本人の「マイホーム信仰」の歴史を辿りながら、すでにそれは時代遅れの考え方だと言います。 マイホーム価値革命―2022年、「不動産」の常識が変わる (NHK出版新書 519) posted with カエレバ 牧野…

【あらすじ&ややネタバレ】『豆の上で眠る』湊かなえ/帰ってきた姉は、果たして本物なのか?

湊かなえさんの『豆の上で眠る』を読みました! 豆の上で眠る (新潮文庫) posted with カエレバ 湊 かなえ 新潮社 2017-06-28 Amazonで購入 楽天市場で購入 失踪した姉が、2年後突然帰ってきました。 しかし、帰ってきた姉に対して、妹は違和感を感じます。 …

【書評】『日本史は逆から学べ』「日本史って面白い!」苦手な人にこそオススメしたい1冊

「日本史が苦手な人でも、これなら大丈夫! 」 そんな1冊を見つけました。 日本史は逆から学べ 近現代から原始・古代まで「どうしてそうなった?」でさかのぼる (知恵の森文庫) posted with カエレバ 河合 敦 光文社 2017-08-08 Amazonで購入 楽天市場で購入 …

【あらすじ&ネタバレ】『高校入試』湊かなえ/“入試”が暴き出す人間の本性

湊かなえさんの『高校入試』を読みました! 高校入試 (角川文庫) posted with カエレバ 湊 かなえ KADOKAWA/角川書店 2016-03-10 Amazonで購入 楽天市場で購入 入試をめぐる不可解な事件と、19人それぞれの思惑。 見えない犯人にハラハラしながらも、笑っち…