“大どんでん返し”の映画をお探しのあなたに、ピッタリの作品があります。
『パーフェクト・ルーム(原題:The Loft)』
5人の既婚者が、愛人との密会用にマンションの一室を購入します。
鍵は彼ら5人しか持っておらず、部屋を使う時は必ず連絡をするという約束をします。
しかし、ある朝そこで女性の死体が発見されます。
「彼女は誰の愛人なのか?」
「なぜ、ここで死んでいるのか?」
「誰が殺したのか?」
観終わった後、「誰かにこの気持ちを共有したい!!!!」となる映画です。
この記事では、
●30秒でわかるこの映画のあらすじ(※ただしオチは除く)
●この映画の見所!
を紹介します。
なお、映画の最大のポイントであるオチには触れません!
極力ネタバレは避けますが、内容には多少触れますので、まだ観てない方はご注意ください。
30秒でわかるこの映画のあらすじ
5人の既婚者が、愛人との密会用にマンションの一室(=Loft)を一緒に買います。
ホテルを使うと請求書でバレますが、買ってしまえばバレることはないからです。
部屋の鍵は、5人が持つ5本だけ。
彼ら以外は、誰も入れない秘密の部屋でした。
ところがある朝、5人のうちの1人が、そこで女性が殺されているのが発見します。
すぐに全員が集まり、“犯人探し”が始まります。
5人以外は鍵を持っていないので、この中の誰かが犯人なのです。
そもそも、死んでいる女性は誰の愛人なのか?
自分以外を疑い、探り探り話し合いが進む中で、徐々に明らかになる真実。
最後は、予想もつかない衝撃の結末が待っていたのでした・・
張り巡らされた伏線と驚きの結末
この映画の最大の魅力は、“張り巡らされた伏線”と“大どんでん返し”です。
「5人のうちの誰かが犯人」というシンプルなストーリーだからこそ、そこからの話の展開とオチが強烈です。
物語のいたるところに、伏線が張り巡らされています。
たとえば、、
●物語の冒頭、 マンションのバルコニーから何者かが落下して死亡します。
➡️彼は誰なのか?飛び降りたのか?落とされたのか?
●殺された女性は金髪ですが、下を向いており顔が見えません。
➡️複数登場する金髪女性のち、彼女は誰なのか?それとも、全く別の人物なのか?
●ベッドには、ラテン語で謎のメッセージが残っています。
➡️そのメッセージの意味は?ダイイングメッセージなのか?
●誰かが、不動産屋に「部屋を売却する」との連絡をしました。
➡️誰が連絡したのか?なぜ売却する連絡をしたのか?
●1人が、鍵を手元に持ってません。
➡️持っていないのはたまたまか?誰かに渡しているのか?
この映画は、伏線の回収がとてもスマートです。
結末を知った後に、伏線を確認するためにもう一度見返したくなるはずです。
個性豊かな5人の男たち
5人のキャラクターと、彼らの関係性も物語のキーポイントです。
彼らのキャラを簡単に紹介します。
●ヴィンセント
話の言い出しっぺで、イケメンのチャラ男。
5人が買ったのは、建築士の彼が設計した部屋でした。
女性には困らないタイプで、いかにもこういう話を思いつきそうな男です。
奥さんとの関係も良好で、全てを器用にこなすタイプ。
同じ男としては、ムカつく奴です。笑
●クリス
精神科医であり、ヴィンセントとは真逆で真面目な性格。
イケメンなのでモテますが、誘われても「妻がいるから」と断るタイプ。
当然、最初はヴィンセントの誘いを断っていました。
しかし、たまたまパーティで魅力的な女性に出会ってしまい、結果的に話に乗ることになります。
●フィリップ
上記のクリスとは異父兄弟です。
子供の頃に父親から虐待を受けた暗い過去を持ち、すぐに手が出る乱暴な性格。
不動産王の娘と結婚しますが、女遊びはやめません。
薬をやっていて、怒ると何をするかわからないタイプです。
●ルーク
メガネをかけていて、いかにも真面目。
モテるタイプではなく、部屋に女性を連れ込む描写はありません。
大人しい性格のため、ヴィンセントの誘いも断れなかった様子。
しかし、内に秘めるタイプで、奥さんには「他で恋人がいるのでは?」と疑われます。
●マーティー
太っていて、とても陽気な性格。
モテないが、そういうことには人一倍興味を持っていて、ヴィセントの話にもノリノリでした。
口では大きいことを言いますが、結局奥さんを一番大事にするタイプです。
5人は全くキャラが違います。
違うからこそ、それぞれに対して何かしらよく思っていない点もあります。
それが物語の大きなポイントであり、事件発覚後、お互いの心の中を探り合う展開へと繋がっていきます。
”1時間半強”のスピード感!
映画の内容ではありませんが、102分という上映時間も最高です。
持論ですが、映画は2時間以内に収まっているのがベスト。
もちろん、『七人の侍』など3時間越えの名作も数多くあります。
しかし、物語に無駄がなく、観客が飽きずに観れるのが90分〜120分です。
大学の授業が90分なのも、人が集中力をキープできるのが90分だからだそうです。
僕が大好きな映画の一つ、クレヨンしんちゃんの『モーレツ!オトナ帝国の逆襲』
この作品は、わずか90分ちょっとの中で、笑いあり、ストーリー性あり、泣けるラストありです。
よく90分に収めたなーと感動を覚えます。
忙しい現代人にとって、いくら面白い映画でも、3時間だとちょっと観るのを迷います。
その点、この映画は大どんでん返しのオチもあって、たったの102分!
このスピード感が、素晴らしいです。
驚きのオチに、あなたは絶対に騙されます!
『パーフェクト・ルーム』いかがだったでしょうか?
5人の男たちの“欲望”が招いた今回の悲劇。
ある意味、自業自得ではありますが、果たして罰を受けるのは誰でしょうか?
ネタバレサイトでオチは見ず、結末を予想しながら観てみてください。
絶対に、あなたは騙されると断言します。
そして、観終わった後、すぐにこの驚きを誰かと共有したくなるはずです。
プライム会員であれば、本作品を300円でレンタルできます。
また、U-NEXTからも視聴できます。
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