だーまんのブログ

平成生まれ・東大卒の不動産屋。人生の先生は本と映画。面白かった本や映画、ライフハック術、不動産のこと、受験についてなど、日々思ったことを好き勝手に書いていきます。

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『アンタッチャブル』1980年代の名作ギャング映画/禁酒法時代のギャングとの戦い

1930年代、禁酒法時代にシカゴで活躍したアル・カポネのギャング一団。

役人や警察までも買収し、やりたい放題だった彼らと戦う人たちを描いた作品です。

 

『E.T.』『バック・トゥ・ザ・フューチチャー』『スター・ウォーズシリーズ』などの名作が多く登場した、1980年代の名作の一つです。

 

『ゴッド・ファーザー』『グッド・フェローズ』などのギャング映画が大好きですが、この作品は逆に、彼らを捕まえる側の視点で描かれています。

 

以下、予告編です⬇️

www.youtube.comより引用

 

この記事は、

●30秒でわかる簡単なあらすじ

●この映画の3つの魅力!

 について書いてます。

 

●この作品を観ようか迷っている人

●面白いギャング映画を探している人

●1980年代の名作映画を観たい人

は、ぜひ参考にしてみてください!

 

なお、核心には触れませんが、多少のネタバレは含みますので、まだ観てない人はご注意ください。

 

30秒でわかるあらすじ

舞台は、禁酒法時代のシカゴ(1920年代〜1930年代頭)

アル・カポネ(ロバート・デ・ニーロ)率いるギャングは、酒の密輸で大金を稼いでいます。

役人や警察をも買収し、敵は全員消すという彼らを、止められる人は誰もいません。

 

そんな中、彼らを捕まえるため、財務省の役人、エリオット・ネス(ケビン・コスナー)が立ち上がります。

誰も味方がいない中、少しずつ集まったチーム“アンチャッチャブル”は正義のために戦います。

 

国をも味方につけたアル・カポネたちを、果たして捕まえることができるのでしょうか?

 

これは、実際に「アル・カポネたちの捜査をしていた人物」の自伝が原作の物語です。

 

ちなみに。

タイトルの『アンタッチャブル(The Untouchables)』は、日本語訳すると“触れられない”

てっきり、逮捕できないアル・カポネたちのことかと思っていましたが、

“触れられない=買収できない”という意味で、ネスたちのチームのことを指します。

 

バラバラだったチーム「アンタッチャブル」の結束

警察署を拠点に活動を開始するネスですが、警察さえもカポネに買収されています。

事前に情報を聞きつけて潜入捜査をするものの、内部の誰かがカポネたちにリークし、結果的に闇討ちは失敗。

 

警察さえも信用できないと知った彼は、マローン(ショーン・コネリー)に助けを依頼しにいきます。

マローンは街で唯一、良心を持った警察官でした。

 

年老いていた彼は、最初は渋りますが、警察の誇りのために協力することに。

 

その後、訓練中の若手警察官から、一番射撃のいい腕を持つストーン(アンディ・ガルシア)と、財務省からの助っ人ウォレス(チャールズ・マーティン・スミス)の4人がチームに加わります。

 

もともと何のつながりもなく、バラバラだった彼ら。

しかし、困難を一緒に乗り越えていく中で、ケンカしながらも、徐々に絆が生まれていきます。

 

定番ですが、僕が大好きなパターンです。

思わず事件に巻き込まれたことで、見ず知らずの人たちが一致団結し、大きな敵と戦っていく物語です。

 

1930年前後・当時のアメリカの空気を知る

映画の魅力は、異世界の体験ができることです。

この映画は、1930年前後のシカゴが舞台です。

映画を観るだけで、その当時の世界観を知ることができます。

 

当時のアメリカは、「狂騒の20年代」と言われた時代です。

 

第一次世界大戦に勝利し、経済が大きく発展。

大衆車が普及し、ジャズなどの文化や芸術が大きく花開き、人々が浮かれていた時代です。

女性の参政権が初めて認められたのも、この時代です。

そんな中で制定された禁酒法と、闇社会でのマフィアの躍進。

そして、1929年からの大恐慌で、一気に経済情勢は悪化。

このアンバランスさが面白い時代です。

 

また、アル・カポネというと、もっと薄暗い裏社会で生きているものだと思ってました。

しかし、メディアの取材を堂々と受けたり、みんなが知っている場所で暮らしています。

マフィアというのは、思った以上に一般人と近いところで生きていたのだと感じました。

 

また、今ほどいろんな物事が整っていない時代。

役人や陪審員の買収が堂々と通用する時代だったのだと、感心しながら観ていました。

 

最後に、時代を知るもう一つのきっかけは衣装です。

この映画では、アルマーニが衣装の提供をしています。

カチッとしたスリーピースのスーツとハット、そしてマフィアたちの衣装からも、当時のアメリカ社会を垣間見ることができ、とてもワクワクしました。

 

アル・カポネ/圧倒的な敵との戦いの結末は?

敵は、国をも味方にしているギャング集団です。

彼らを追うことは、自分たちだけでなく、家族までも危険に晒されるということ。

このドキドキ感が常に付きまとっており、映画に良い緊張感をもたらしてくれます。

 

結果的に、マローンとウォレスは殺されてしまいます。

それでも、カポネを裁判の場に引きずり出すことに成功したストーンとネス。

 

しかし、裁判の場で帳簿係に脱税の事実を吐かせても、アル・カポネたちは顔色ひとつ変えません。

彼らは、なんと陪審員までも買収していたのです。

 

そこまで圧倒的な影響力を持ったカポネたちを、果たしてどのようにして捕まえるのでしょうか?

常に自分たちの命が狙われているドキドキに、後半1時間は1秒たりとも目が離せません!

 

1980年代・ギャング映画の名作を観る

1970年代には、映画史上の名作『ゴッド・ファーザー』が公開されます。

この映画が大きなきっかけで、一気にマフィアの世界が世の中に知れ渡ります。

 

そして、その15年後に公開された本作品は、逆にマフィア を追う立場を描いてます。

 

まだCGもない時代の映像だからこそ、1シーン1シーンの迫力が違います。

特に、マローン殺害の場面。

マローンを射殺するため、マフィアが彼の家に忍び込み、外におびき出します。

ここは、マフィアの視点で描かれています。

数分続くマフィア視点のシーンは、息を止めてしまうくらいにハラハラでした。

 

本作は、当時の世界観がひしひしと伝わってくるギャング映画です。

2時間と感じさせないほど、本当に無駄なシーンは1つもないってくらい素晴らしい内容になってます。

 

絶対に、観ておくべきギャング映画の1つなので、気になった人はぜひ手にとってみてください!

 

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