「日本史が苦手な人でも、これなら大丈夫! 」
そんな1冊を見つけました。
この本は、「なぜ、それが起こったのか?」と、疑問形で進んでいく歴史の本です。
●なぜ日本は、経済大国に成り上がることができたのか?
●なぜ応仁の乱は起こったのか?
近現代から始まり、1つ1つの原因を探っていきながら、気づいたら古代まで遡っています。
物事には、必ず原因があります。
そして、人は出来事そのものよりも、その原因に興味を持つ生き物です。
小説の中の殺人事件も、その事件自体よりも、
●なぜ、彼は殺されたのか?
●なぜ、犯人は殺したのか?
●なぜ、そんな殺し方をしたのか?
という原因の方が、圧倒的に面白いし、興味深いですよね?
だからこそ、この本はとても面白くて、わかりやすいのです。
スキマ時間に読んでも、わずか3日程度で、古代までの日本史の流れが理解できます!
僕のように、日本史が苦手だった人にこそ、読んで欲しい1冊です。
「日本史って、こんなに面白かったんだ!」 という気づきが満載の1冊です。
探偵のように、原因を探りながら日本史がわかってしまう!
「歴史は苦手なんだ・・」という人は多いです。
それはきっと、学校の勉強方法に原因があります。
たとえば、ペリー来航について。
授業では、
「ペリーが黒船でやってきたので、日本は開国しました」
と学びます。
これだと、出来事の暗記でしかありません。
この本は、真逆のアプローチをします。
「日本は開国しました。それはなぜでしょう?
→ペリーが来航して、強引に開国を迫ったからです。」
「では、なぜペリーたちは強引に開国を迫ったのでしょうか?」
このように、「なんで?」「なぜ?」と、出来事の原因を追求していきます。
まるで、探偵が謎解きをしていくようです。
だからこそ、出来事の暗記ではなく、一続きの物語として理解できるのです。
難しい用語が苦手な人でも、簡単に理解できる!
この本の素晴らしいところは、流れが簡単に掴めるようになっていることです。
そうは言っても、歴史の本です。
難しい単語だったり、似たような名前の人物が出てくるので、わかりにくいところもあります。
しかし、安心してください。
この本は、全ての項目の最後に、初心者にも優しく、まとめを書いてくれてます。
たとえば、室町幕府滅亡のきっかけとなった「応仁の乱」の項目。
なぜ、応仁の乱は起こったのか?
→将軍の力が弱まっているところに、将軍家と管領家の家督争いが重なったから
項目の中でも、
戦国時代を招いた応仁の乱だが、そもそもの原因は、「室町幕府の足利将軍と有力守護大名家の家督争い」にあった。
と、言葉を噛み砕いて解説してくれています。
項目の中では、いろんな人物や出来事が出てきます。
日本史が苦手な僕は、難しいのでさらっと読み飛ばします。
すると、最後もこう締めくくってくれます。
大乱を招いた背景には、将軍の力が弱くなり有力な守護大名が幕府の実権をにぎっていたという実情があったのだ。
途中がわからなくても、項目の最初と最後だけ読めば流れが掴めるので、安心して読み進められます。
そうすると、自然と「なぜ将軍の力が弱くなっていったんだろう?」という疑問が湧いてきます。
次の項目が、まさにそれなのです。
なぜ足利将軍の力は弱まったのか?
このように、気になってどんどん読み進めてしまう、という循環になります。
テストではないので、細かいところまで理解する必要はありません。
歴史が苦手な人でも、大枠が理解しやすいよう、とてもわかりやすい書き方をしてくれています!
学び方を変えるだけで、歴史はこんなにも面白い!
僕らはみんな、暗記型の勉強を教えられてきました。
本来とてもダイナミックで、ワクワクする歴史の勉強を、ただ出来事の暗記で終わってしまうのは、本当にもったいないです。
僕自身、日本史に対しては苦手意識がありました。
しかし、この本のおかげで、
●古代から現代までの、日本史の大まかな流れを理解することができた
●いつの時代も、人が考えることは、大体同じだと知ることができた
という大きな学びがありました。
歴史を動かしてきたのは、僕らと同じ人間です。
この本のおかげで、自分とは無関係に思えていた歴史上の出来事を、とても身近に感じることができました。
日本史が苦手だという人ほど、読んでみてください!
「日本史って、こんなにも面白いんだ!」 という新しい発見に、きっとたくさん出会えます!
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